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  • 裕典 小林

「気持ちの持ち方」について

こんにちは。

ブログ更新、お休みが少々長くなってしまいました。

フェイスブックの個人記事には書きましたが、北海道まで帰省していました。

さあ、今日からまた再開します。

前回は、相続の生前対策がなぜ大切かについて書きました。

今回は「気持ちの持ち方」について考えてみましょう。

家族の誰かが亡くなるということは、実感がなく想像しにくいものです。

それは、危篤の親を目の前にしても同様なのです。

なぜなら、前回の記事に書きましたが、

残される家族には、今まさに死を迎えんとしている人が「もうこれ以上苦しまなくていい」との安堵感や、どうしようもない悲しみ等さまざまな感情と緊張感、そして精神的・肉体的疲労も加わります。

そういったことが同時に起こり、静かなパニック状態を引き起こしてしまうからです。

(家族みんなが健康で精神的に余裕がある時とは違います)

でも、時間はテレビゲームのようにやり直しはききません。

常に正確にとどまることなく流れます。

そして、

相続は人が亡くなったときから進行します。

やり直しはきかないのです。

だから、せめて亡くなられる人の最後の意思をみんなで受け継ぐつもりで、

残される人たちがこれからの生活を良くすることを心掛けてほしいのです。

(ここからは私の思いです)

上に書いたように家族の死を間近にした場合、相続のことなど話し合う余裕はありません。きっと話し合う時間は持てないと思います。(なぜなら各相続人は看病にくわえ自分の生活や仕事がありますから)

だからこそ、家族みんなが健康で健全な判断ができるときに生前対策をすることが大切なのです。

では、どのように気持ちをもっていけばいいか。

ステップは7つあります。

①相続人各自が家の幸せな(プラスの)イメージをふくらませる。

②各々がそのイメージを簡単な絵にする(最低限メモに書き起こす)。

③各々がそのイメージを②で描いた絵を(書き起こしたメモを)使って、その相続に関係する全ての相続関係人(被相続人、各相続人等)の前で発表(シェア)する。

④全ての相続関係人参加のもとで話し合う。

⑤全ての相続関係人参加で取り決めたことを箇条書きにして整理する。

⑥取り決めたことを遺言書に落とし込む。

⑦これは企業秘密です。ご依頼人にはお話ししていることですが記事にはしません。

ここで注意したいことが2つあります。

①絵をかくときは「数少ない家族が団結していけるようにイメージすること」が大切ということです。

そして、絵は場面ごとに複数枚になると思います。(例えば子供が自宅の庭で遊んでいるイメージ、子供が大きくなったらマンションに住んで貸農園を借りて野菜を育てる・・・ などです)

②すべての相続関係人と書きましたが、ここには喧嘩別れした兄弟姉妹や腹違いの兄弟姉妹も含まれます。このことについては行政書士がお役に立てます。ぜひご相談ください。

もちろん、必ずしも相続財産に縛られることはありません。例えば「先祖代々のこの土地だけは必ず守るんだ」と縛られるばかりだと、各相続人間に相続財産の不公平な分配がなされる恐れもあります。墳墓(お墓)の承継なども取り決めなければなりません。お店や町工場の経営者のような場合、事業承継の問題もあります。これらの対応策についても経験豊富な専門家である行政書士がお役に立ちます。

家族全員がこれからも円満に暮らしていくために何が必要で何が障害になるか、その相続で被相続人となる人も、相続人になる人も、納得できるまで話し合うこと以外方法はありません。

想像にやさしいと思いますが、これらのことは時間がかかります。

そして、相続人全員が健康で健全な判断ができるときでなければ、できないことです(相続人の一部にいわゆる制限行為能力者が出たときは、その人のために特別代理人の選任をする必要があります)。

少々難しい話になってしまいましたが、経験上この段取りをとってきたご家族はほとんど争いなく相続がうまくできています。

現在は、このコロナ禍でいつ身近な家族が瀕死の状態になるかわからない。亡くなってしまうかもしれない状況です。一寸先は闇です。(実際、お寺の住職様からはお若い方でも新型コロナで亡くなられた方がいらっしゃる旨のお話も聞きました)

生前対策は早いうちに始めることを強くお勧めします。

当職は東京都住まいですが、お客様が遠方の方であっても、お客様の近くまで赴いて面談いたします(業務上ご依頼人本人と確認のため必ず一度は直接面談をします)。その後はZoomを使うなど、リモートでのやり取りを織り交ぜながら業務にあたります。どうぞお気軽にお問い合わせください。

今回はこれでおしまいにします。

次回は、なぜ絵にすることが大切なのかをお伝えしたいと思います。

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